夏の獣

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
昨日最終回でした。

見ていること前提でこの作品が良かった理由をさらっと書いておきたい。

  • なりたい自分となれない自分の葛藤
  • めんまの存在感
  • secret base

こんな感じかしら。

なりたい自分となれない自分の葛藤
なによりもかによりもこれがメインテーマかも。

登場人物それぞれが
「なりたい自分」があり「なれない自分」がいた。
最終回でそれがすごーくわかりやすーく伝わったのがこの作品。
普通は全てが終わったあとに熟考しながらあーでもない
こーでもないと登場人物の心理描写考えるんだけど。
それが最後にオープンになることで凄く分かりやすくなった。
そしてそれが最後の最後の大詰めといういいところで
しかも自然に話の流れに出せたのが凄い。
普通なら「伏線回収しなきゃねー」みたいなノリで
事実が明らかになってくんだけど
そういう感じでは全くなかった、個人的な印象は。

めんまの存在感

死んでるめんま
しかもめんまが死んだからメンバーはちりちりになった。
そして死んだ後もみんな大なり小なりめんまが死んだことに
何かしらの影を落としていた。
それを背負いながら、忘れようとしながら生きていく…
そういう覚悟をある程度決めながら過ごしていたところに訪れた
めんまがいる」という事実。

最終話の大暴露大会を踏まえて見直すと色々考えるところが
たくさんある気がする。
最初はじんたんとゆきあつが直接的に
めんまラブコールしてたからわかりやすかったけれども
実際は全員心残りがあったという事実があるとだいぶ見え方が変わる気がする。

この話は「めんまがいる」という事が全てを動かしていた
そんな気がする。

secret base

何気に歌詞ひとつひとつを拾いあげて物語に反映させている。
凄く憎い演出。
手紙も書いたり、電話もしてるし
花火はあがったらせつなくなったりしてるし
笑顔でさよならは切ない。
この歌詞との絶妙なリンクが涙腺を緩めたのかもしれない。



なんかもっと考えればありそうだけど
とりあえずざっと思いついたことをつらつらと書きました。
サイコーでした。
ツイッターにも書いたけど
ありがちな設定をここまで昇華させたのは凄いです。ホント。
見れてよかった。リアルタイムで。